日本で初めて売られた駅弁、いつ、どこで、その中身は?

旅のお供に嬉しい駅弁。
いや、旅のお供じゃなくても(いかなる場所で頂いても)嬉しい魅力をもちますが、そんな駅弁はいつから売られていたか?それはどんなものだったのか?
今回はそんな駅弁の雑学をちょこっと記しておきたいと思います。

駅弁の始まり

初めて列車が走ったのは明治5年の新橋−横浜間になります。
が、距離も短かったので、駅弁が生まれることはありませんでした。
そして13年の時を経て、明治18年に宇都宮駅が開業され、その時初めて駅弁が売られるようになったと言われています。
※日本で初めて売られた駅弁には諸説あり、その中でも良く知られているものが今回紹介させて頂きました【栃木県の宇都宮駅の駅弁】ということになります。

ちなみに、この初めて駅弁が販売された7月16日は「駅弁の日」と定められました。
そして現在は、駅弁の「弁」の字を「4」と「十」にばらして、4月10日を駅弁の日とし、7月16日は「駅弁記念日」と定められています。

初めての駅弁、その中身は?

初めての駅弁の中身は、ゴマ塩をふりかけた握り飯2個とタクアンを竹の皮で包んだものとなります。今の駅弁に比べると、やはり質素なものとなりますね。
しかしながら、その駅弁は五銭で売られていて、当時のソバ一杯が八厘程度で売られていたとのことなので、高価なものだったとわかります。

新しい物を取り入れたこと・駅弁が今のように広まっていることを考えると、その当時の駅弁の人気も結構なものだったかとも思うかもしれませんが、一日の列車の往復回数も乗客も少なかったため、駅弁はあまり売れなかったそうです。

P.S.駅弁には、美味しさに加えて、ワクワクも詰まっております!!

おすすめの記事