「まもなく上野、上野です。お降りのかたはドア付近までお進みください。」
なんて、電車を利用する際に耳にする駅員さんのアナウンス、独特な話し方が耳に残るといったことに共感される方は多いのではないでしょうか?かつ、モノマネをされた経験があるという方もそこそこいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそんな駅員さんのアナウンスについての雑学をちょこっと記しておきます。
独特なしゃべり方も強制されてるわけではない
鼻にかかった独特の声でおこなわれる電車のアナウンスですが、鉄道会社にマニュアルがあるわけではありません。更に言ってしまえば、駅員さんによっては普通の声でアナウンスをされます。
ですので、あのしゃべり方が出来る見込みのある人材を採用してるわけでもなければ、訓練があるわけでもないようです!!!
独特なアナウンスが行われる事の理由
その理由として諸説あるようですので、いくつか紹介させて頂きます。
一つ目の理由として、新人の駅員さんも「鼻にかかった声でアナウンスをするものだ」というイメージを持っていて、先輩の喋り方を自然にマネて成長し、できた後輩も自然にマネをしていくという伝統のようなものとして存在するというもの。
⇒確かに、先輩があの喋り方だと自然と真似をしそうですね。むしろ普通にアナウンスするのは勇気がいるレベルかもしれませんw
二つ目の理由として、直接口から声を出すよりも、鼻声の方が声帯の震動が少ないため喉の負担を軽減することができるというもの。
⇒一つ目の理由と比べると、プロの知恵、技術というものを感じる理由です。
三つ目の理由として、他の音声との区別がつきやすく聞き取りやすいアナウンス(周波数と関係する根拠も存在するらしい)をしていたら、結果的に今の喋り方として定着したというもの。
⇒こちらも、いわれてみれば確かにな理由ですね。あのしゃべり方、どうしたって際立ちますからね。
四つ目の理由として、昔の放送機器の品質が悪かったことや、現在も周りの音を拾わないような感度の低いマイクを使っているため、それらにあわせた結果というもの。
⇒歴史を感じる理由です。駅員さんのアナウンスにも色々ありますなぁ。
以上となります。
個人的にはどれも理由としては正しい気もしますし、複数の理由が合わさった結果という気もします。
P.S.この記事を書いている際、私(おっさん)は一人電車のアナウンス声を出してみました。なかなかウマイ(自画自賛)!!