雷さまにへそを取られる、まともに考えるとなんとも恐い言葉ですよ…。
その言葉の真意はなんなんでしょうかね!?
火の無い所に煙は立たぬ…とは言いますが、根も葉もない噂とも言いますからね。
さてさて、果たして…!?
目次
そもそも、この言葉自体なぜ生まれてどうやって広まったの!?
実はこの言葉には、昔の人々の生活の経験と知恵が込められていて
・へそを守るように、身を低くすることで高い所に落ちる雷を回避できるという経験。
・雷が鳴って夕立がくると急に気温が下がり、子供が裸でいるとお腹を冷やすおそれがあるので、着物を着させる教育としての知恵。
などがあげられます。
またそれが広がった理由として、雷は「性格のきつい恐ろしい神」として神格化され、雷神信仰から生まれたという背景もあります。ちなみに、昔は神が鳴らす雷から「神鳴り(かみなり)」と呼ばれていました。
実際に雷にへそをとられたと騒がれたこともある!?
昔、着物を着ていた頃は帯のあたりに財布をしまっており、その辺りには「へそ」があります。
そして、雷が人に落ちた際に金属性のお金に電気が流れ、へそ周りを集中的に焼き焦がしたことで「へそをとられた」と見えたのです。
P.S.私は幾分大きくなってから、雷を恐いと思うようになりました。
それと、雷おこしの由来は、「雷門」と 「家をおこす」「名をおこす」をかけたものらしいです。