村八分、十分の内の残り二分は?なぜ残されたの?

集団の中で生きていたら起こりうる問題かもしれませんが、怖いですね…嫌ですね…村八分とか…。
する方に問題があるのか、される方に問題があるのか、色々な問題が絡み合って生じ後味の悪さが残るであろう村八分ですが、今回はその意味についてちょこっと記しておきたいと思います。

村八分の意味

村八分とは、もともと「村はぶく」が語源とされ、村の規律を違反した者がいると村全体でその家とは付き合わないという制裁行為のことを指します。
そして、「冠」「婚」「建築」「病気」「水害」「旅」「出産」「年回忌」の八分のつき合いを拒否し、「火事」「葬式」の残りの二分の交際は残すとされました。

なぜ二分の交際は残したのか

「火事」は周りに火が燃え移り、被害が広がるのを防ぐため。
「葬式」は、遺族だけでは死体の始末が難しいこと(腐敗や伝染病の恐れがある)、また人道的見地や祟りを恐れた。
という理由で、放置すると周りの人間に迷惑のかかるケースも考えて残されたといいます。

うーん…、情が残っての行為というより、自分に迷惑がかかるのを避けるための行為という面が強そうです…。
可能な限り付き合いたくないという意識が見えますな…。
村八分怖いですな…。

P.S.私は、ほどよい距離感で人と付き合いたい派です。それはそれで、色々と難しいでしょうけど。

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